以前から大前研一氏の様々な著書を読んでいる。氏は元々は原子力開発に従事していたが、29歳の時に米国の経営コンサルティング会社・マッキンゼーに入社。32歳の時、書き溜めていたノートをまとめた『企業参謀』を発刊し、瞬く間にベストセラーとなった。様々な大手企業のコンサルタントとして結果を出したことで、日本でも経営コンサルタントの必要性が認知されたと言われる。
私は9歳の息子と6歳の娘がいる父として、大前氏の教育論には非常に影響を受けている。氏はマッキンゼー時代に500名以上の人材を採用してきたが、企業が欲しがる人材、必要な人材を見極め、それから逆説的に学校ではどういう教育が必要か、親としてどう教育するべきかを説いている。
著書『一生食べていける力がつく、大前家の子育て』から引用すると、「私が息子達に強調したのは、責任を自覚すること。自分に対する責任、家族に対する責任、社会に対する責任、日本人として日本という国に対する責任。この4つの責任を常に自覚すれば、あとは自分の好きなことをやれ、自分の人生は自分で決めろと話していた。」
「大事なのは子供の能力を親が信じてあげること。子供の能力とはどんな社会になっても生き抜く能力で、それは学校では身に付かないし、学校の成績が重要ではない。但し責任感のない人間はダメ。責任感の欠けた人間を育ててしまうのは、親が最も恥ずべきことだ。」子育て世代の方は、是非読んでみてほしい。
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