▼スポーツ界の監督業というのは、全てにおいてのプロデュース能力が求められる。監督に求められる能力は多種多様で、人格、指導方法、ビジョンと方向性、選手を見極める能力、気遣い、規律、カリスマ性等、様々である。
▼この求められる資質は、全ての経営者に求められるものとほぼ共通している。会社というチームをより良い方向に導くには、経営者の能力だけでは限界がある。役員というコーチ陣と共に、チームなら選手、企業なら社員の能力を上げていかないことには、全体の力は高まっていかない。
▼サッカー界で現在世界最高峰の監督と言われているのがグアルディオラ。バルセロナの黄金時代を支えたボランチ(舵取り役)は、選手時代と同様、監督としてもチームの舵取りにおいて類い稀な手腕を発揮している。彼の異質なところは、ポジションと言う概念を払拭し、クライフが提唱したトータルフットボールを現代風にアレンジしていることである。
▼トータルフットボールというのは、全ての選手が攻守両面で奮闘するイメージだが、実際は違う。全ての選手が現在の状況を把握し、自分の判断で、正しく動ける力を持つことである。企業として目指すべき姿も、同じではないだろうか。
2025年06月30日
コラム「虎視」
2015年に日本マテリオと共催して、古紙ジャーナル韓国ツアーを開催した。
▼その時に家庭紙メ[...]
2025年06月23日
コラム「虎視」
韓国には業界紙というものが存在しないという。その理由は主に3つある。
▼①そもそも各業界[...]
2025年06月16日
コラム「虎視」
日本には売上高1兆円超の上場企業が177社ある。その顔ぶれの変化は産業構造の移り変わりを映す。近年ではキーエン[...]
2025年06月09日
コラム「虎視」
各国の新聞用紙生産量は、ピーク比で米国は95%減、中国85%減、韓国77%減、日本は60%減。世界中どこを見渡[...]