▼兵庫県の姫路市が今10月から全市で、その他紙製容器を含めた雑がみ(市の表現ではミックスペーパー)の分別収集を始めた。容リ協会を通さない独自の収集である。古紙の分別収集は自治体が任意で行っているもので、容リ法とは関係がない。姫路市の場合、すでに実施している古紙の分別収集に雑がみを追加したといえる。同時にプラ容器の分別収集も開始したが、これも独自ルートというのが他市と違うところか。ちなみに姫路市は世界文化遺産、姫路城を持ち、人口は約48万人の中堅都市。
▼家庭ごみの有料化に乗り出した福岡市や京都市(来10月から)をみると、古紙の分別収集がセットになっていない。セットになるとごみの減量化が一気に進む(京都市はプラ容器を手がける)。西日本の大都市は、広島市を除いて古紙の分別収集を手がけていない。家庭系にしろ、事業系にしろ、紙ごみの削減にどこか及び腰でもある。ごみを減らすには事業系で4割、家庭系で2、3割を占める紙ごみを減らすのがもっとも効果的なのだがー。
▼及び腰なのは①焼却設備や埋立能力に余裕がある②ごみが大量に減ると現業スタッフの仕事を奪う、などの危惧があるからだろう。西の大都市が古紙の分別収集を嫌う理由は他にある?
2024年11月18日
コラム「虎視」
日資連は日本再生資源事業協同組合連合会の略称で、1973年のオイルショックの真っ只中に、主に専ら物の回収業者が[...]
2024年11月18日
ちょっとブレイク
サッカー日本代表の森保ジャパンが好調である。過去3年の日本代表の成績は29勝8敗5分(24年10月末時点)だが[...]
2024年11月11日
コラム「虎視」
小六会長とは全原連の新年会と総会で毎年顔を合わせていた。その会合が終わった後、いつも嘆いていた。「紙はゴミじゃ[...]
2024年11月04日
コラム「虎視」
生成AIの汎用ソフトが世に出て2年。ChatGPTはネット上の膨大なデータを解析して学習し、問題の解決策を示し[...]