
物流の2024年問題は、静脈分野でも深刻だ。ある排出業者は、廃棄物収集業は構造的に疲弊していくだろうとの懸念を漏らす。慢性的なドライバー不足に、残業時間の上限規制が合わさり、さらなる人員増に迫られる。だが、一般の運送業に比べて知名度や労働条件でも不利。労働力不足を補えないならば、収集インフラを維持できなくなる。構造的に事業縮小は避けられないというわけだ。
▼既にネット通販の爆発的需要で物流危機は起きていた。宅配便業者がどう乗り越えてきたのか振り返ると、まず12~13年に佐川やヤマトが運賃を値上げし、シェア至上主義と決別。最大の荷主であるアマゾンも16年に無料配送を中止した。以来、「届いて当たり前」だった消費者の意識も変わった。同時にEC企業にとって、配送料の増加が常に悩みの種になっている。
▼同じことが静脈分野にいえるのだろうか?寡占化が進んでおらず、収集費用の大胆なテコ入れは難しい。むしろオープンプラットフォーム化や自社物流化が加速する気配が漂う。前者は管理会社が台頭し、後者も家電リサイクルの分野などで拡がりつつある。DX活用も期待されるが、何より「捨てて当たり前」だった排出者が真剣にごみ抑制に取り組む転機にもなりうる。
2026年10月12日
コラム「虎視」
先週号でレンゴーの売上高1兆円達成を報道した。今期も売上高8.1%増を見込んでおり、製紙2位の座も視野に入る。[...]
2026年10月05日
コラム「虎視」
王子マテリア・中津川工場は元中央板紙の工場で、昨年は中芯原紙を12万5千トン生産。02年に王子グループとなり、[...]
2026年09月28日
コラム「虎視」
20代の頃、東京のコンビニエンスストアで5年ほど夜間アルバイトをしていた。
東京・霞が関の店舗で[...]
2026年09月21日
コラム「虎視」
今回の記事で取り上げたのが米国のサーキュラーサービス。米国内で35ヵ所のMRF施設(資源物選別工場)を運営して[...]