
▼東北地方のように積雪のある地域では、冬場の集団回収がストップしてしまう。そのため、春先に家庭で備蓄されていた分が一挙に排出されることになる。問屋の扱い量を聞いても、冬場と夏場では大きく変わってくるようだ。
▼これと似たような状況で、PETボトルだと飲料用の用途が大半であるため、発生が夏場に集中する。6月から9月までの発生が年間発生量の6割近くを占めるという。PETボトルは、フレーク状に破砕・洗浄したものがシートや卵パックなどの原料となる。こうした再生利用するメーカーの消費量は、年間を通じてそれほど大きな波はない。つまり、時期によって発生と消費の需給バランスにズレが起きているというわけだ。したがって需給が逼迫する冬場には、PETボトルの市場価格も上がりやすい。
▼一方で容リ協会を通じたPETの入札では、年間契約で1月末に価格が決まる。年間入札では、常に変動する市場価格を織り込むことが難しい。すでにPETは有価物としての取引が定着し、国内外に再生利用の市場も形成されている。輸出を封じ一律契約である協会ルートは市場をいびつにしかねない。処理費を受けて再生利用していた頃とは違い、成熟市場における「安定性」が問われている。
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