▼ベトナムのホーチミン市にあるタンソンニュット空港に降りると、熱風が吹き付けてきた。さわやかな日本の五月の気候から一転して、7、8月の日本にタイムスリップしたような印象だ。空港に迎えにきてくれたビナクラフトの日本人スタッフ(レンゴーから出向している技術担当者)によると、雨期に入ったものの、今年は雨が少ないとのこと。そういえば滞在中、一度もスコールに合わなかった。
▼ベトナムの製紙業と古紙回収業の一部を垣間見ることで、全体像を考えたり、感じたりすることが今回の視察の狙い。現地から報道することがメディアのもっとも基本的な役割とも考えるからだ。07年秋、中部ファイバーズクラブがベトナムの製紙業や古紙回収業を視察し、報告書にまとめている。これを再読させてもらいながら、ビナクラフト(製紙会社)の直営ヤード(3ヵ所あるうちのひとつ)を見学させてもらった。
▼同ヤードでは台湾製のベーラーが稼働し、月1,500トンの段ボール古紙を回収し、プレスしていた。段ボール以外は回収していない。古紙の単品回収という光景は日本ではほとんど目にしないので驚く。ヤード内にはカメラが設置され、構内の作業風景の映像は本社に転送される、ハイテク工場でもあった。
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