自民党総裁選が9月29日に行われる。コロナ禍の閉塞感を打ち破る新たなリーダーへの期待と共に、日本初の女性首相誕生への期待も膨らむ。
私は02年に編集・ライター養成講座に通い、著名な作家やジャーナリストの講義を聞き、記者・編集者としての礎を築いた。その講座の卒業制作で手掛けたのが、高市早苗氏へのインタビューだった。当時高市氏は衆院選・奈良一区で民主党の馬渕氏に大敗。母校の神戸大学で講師を務めながら、次の選挙への準備を進めている時期だった。まだ記者として何の実績もない私のインタビューを快諾し、つたない質問にも丁寧に答えていただいた。今では有名になったが、氏は大学時代からヘビメタバンドのドラムを叩いていたこともあり、政治や政策の話よりも音楽の話で盛り上がった記憶がある。
奈良で業界紙を発行していることを話すと、とても驚いた様子だった。「お互いに奈良から日本や世界に羽ばたいていきましょう!」という言葉が今でも印象に残っている。その縁もあって、数年後の結婚披露パーティーにも呼んでもらった。森元総理が仲人を務め、大阪の都ホテルで盛大に行われた。
今回の所信表明でもそうだが、自分の考えを自分の言葉で話すことが高市氏の特徴である。経営者でも首相でも、思いを込めた言葉で従業員や国民に伝えることが、リーダーとして最も大事なことだと感じる。
2025年10月20日
コラム「虎視」
古紙ヤードマップは先代創業者が本紙創刊時から考案していたもので、いつかは日本全国の古紙ヤードを一覧にして冊子に[...]
2025年10月13日
コラム「虎視」
10月4日に行われた自民党総裁選において、高市早苗氏が第29代総裁に選出された。15日に召集される臨時国会で第[...]
2025年10月06日
コラム「虎視」
製紙業界では周期的にバイオマスボイラーの建設ラッシュが起きている。2000年代はエネルギー転換やコスト削減を主[...]
2025年10月06日
ちょっとブレイク
時は明治時代、商人が集う大阪の街で薬問屋の奉公人として佐助は働いていた。主人の次女である春琴(しゅんきん)は、[...]