
▼MIXの輸出価格は、わずか一ヵ月間で百ドルほど暴落した。三月下旬から暴落したが、時期的に問屋にとって最悪のタイミング。三月上旬から中旬にかけて、全国の自治体で入札が行われた後だった。三月上旬までは二六〇ドル前後の高値圏だったため、自治体の入札でもキロ二十円~二五円ほどの価格が相次いだと思われる。
▼今回のMIXの暴落は、中国向けの寡占化が大きな要因。MIX古紙輸出の八割以上は中国向け。その中でも、大手三社が大きなシェアを占めている。二〇一四年の日MIXの輸出量は、①ナインドラゴン=四六・三万トン、②APP寧波=三六・〇万トン、③吉安・山鷹グループ=一一・五万トン。上位三社で七四%を占める。
▼一方、日本の製紙メーカーで雑誌古紙の消費量が多いのは、①王子グループ=六六・〇万トン、②日本製紙=四六・九万トン、③北越紀州製紙=一四・二万トン。上位三社で六六%。しかし国内メーカーの雑誌古紙の消費量は年々減少。ピーク時の〇四年に比べて昨年は七十七万トン減(二八・五%減)。また雑誌古紙の輸出比率は三三・六%で、古紙全体の輸出比率一九・六%と比べて高い。今後もMIXの国内消費減と中国偏重は続くのか。
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