繊維リサイクル協会によると、古布のリサイクル率は1割から2割ほどだという。以前から環境省や経産省が古布リサイクルの法律を策定しようとしているが、出口が限られているため策定に至っていない。また、日本で古くから資源化されている物の中で、これだけの発生量がありながら未だにリサイクル法が定められていないのは、古布と布団だけではないかということも話していた。
▼東京都23区清掃一部事務組合によると東京23区で1年間に回収している粗大ごみ数は610万点で、そのうち最も多いのが布団。品目別の回収数は、①布団74万点、②箱物家具59万点、③椅子(ソファー)50万点、④衣装箱29万点、⑤テーブル24万点、⑥自転車21万点となっている。
▼この布団のリサイクルに本格的に着手しているのが埼玉県の木村繊維。マレーシアにも工場を持つ同社が布団リサイクルを始めたのは2008年。基本的には①リフォーム(打ち直して布団として再利用する方法)とリサイクル(中の綿や糸を再利用する方法)によって再生される。全国の自治体が処理に困っている布団だが、今後リサイクル方法が確立されると、新たなビジネスチャンスが生まれるかもしれない。
2024年09月09日
コラム「虎視」
脱炭素の対応は競争力には繋がるものの、投資に対する費用対効果がみえにくい。というより、成果を実感することが難し[...]
2024年09月02日
コラム「虎視」
「将来的に国内で古紙が集まらなくなるのではないか」。そんな危機感を抱く製紙メーカー幹部もいるようだ。古紙回収量[...]
2024年07月29日
ちょっとブレイク
全日本機密文書裁断協会を組織するナカバヤシ㈱はセレッソ大阪のメインスポンサーであり、ヨドコウ桜スタジアムにはナ[...]
2024年07月15日
コラム「虎視」
RKBオンラインによると、衆院議員の全465人のうち102人が「父母や祖父母、または三親等内の親族に国会議員が[...]