
▼再生資源が軒並み価格を下げる中、古紙だけが高止まりしている。十月には、ついに鉄スクラップが古紙より安値を付けた。こうした現象は九十年代前半にも起きたが、古紙輸出が始まってからは初めて。古紙が唯一の稼ぎ頭となれば、他の再生資源業者などが古紙事業に参入する動きも活発化する。古紙の発生そのものが減る中、仕入れ競争はいっそう過熱味を帯びそうだ。
▼行政が実施する競争入札でも、利幅はますます薄くなっている。自治体は収集コストが膨らみ、売却益を出来るだけ最大化させる方向になびく。一方で廃棄物や資源の収集は、民間に比べて効率性の低いケースも散見される。将来的にはコストを抑える流れも避けられないだろう。大阪市では収集運搬を完全民間委託に切り替える方針で、全国的にも広がる余地がある。
▼政令指定都市には、「政府調達に関する協定」という定めがあり、物品やサービスの発注を内外に開かなくてはならない。すでに水処理事業では、フランスの民間企業ヴェオリアが複数の自治体から落札。同社の売上は三兆円という水道メジャーで、廃棄物処理事業にも強い。欧州での古紙扱い量は年間五百二十万トンだ。日本の古紙に参入しうるのは国内異業種だけでない。
2026年07月20日
ちょっとブレイク
先日、日資連の全国大会が福井県で開催された。特別記念講演の講師として、福井県出身のアパホテル株式会社の代表取締[...]
2026年07月13日
コラム「虎視」
今回の米国ツアーをアテンドしてもらった津村氏は、㈱紙資源の大津社長に紹介してもらった。津村氏は、以前まで海外の[...]
2026年07月06日
コラム「虎視」
家庭紙市場で輸入紙の存在感が年々増している。これまで輸入品の中心はティッシュだったが、トイレットペーパーも勢い[...]
2026年06月29日
コラム「虎視」
サッカーW杯の日本対スウェーデン戦を現地に観に行くが、米国のリサイクル業者2社への訪問も予定している。
[...]