▼この号が発刊される頃、ロシアのウラジオストクに滞在している。三月に本紙でロシア・ウラジオストクの製紙・古紙事情について報道したところ、多くの反響をいただいた。東京協組の海外視察でウラジオストクに行かれた方からも電話があった。やはりこれから伸びるであろう未知の市場として、興味を持っている方が多い。
▼今回は市場調査という名目で、ロシア極東地域の段ボール原紙の生産工場と製函工場、古紙問屋を二ヶ所、ウラジオストク周辺のごみや廃棄物回収現場などを見学する予定。今回は新潟のロシア専門商社アルゴナフトとともに、国際紙パルプ商事も同行する。実際に極東地域から中国や日本へ古紙を輸出できる環境にあるか、フレートやドレージがいくらくらいか、古紙の品質はどの程度か、ボリュームはどれくらいか等、様々な調査を行う予定である。
▼しかしタイムリーというか間が悪いというか、RISIの報道によると、ロシアから古紙の輸出を今後禁止するという発表があった。時期や期間はいまのところはっきりしない。原因はロシアの製紙メーカーが古紙不足で、古紙の輸出禁止を訴えたところ、認められたという。今回の現地調査が実際に輸出事業に発展するのか、全くの未知数である。
2024年03月25日
コラム「虎視」
雑誌フォーブスで「日本人長者番付」という企画がある。個人の資産保有額でトップ50人を毎年調査したもので、ユニク[...]
2024年03月18日
コラム「虎視」
名古屋市長の河村たかし氏は、09年の就任以来、15年目となる。最近読者になった方は知らないので補足すると、河村[...]
2024年03月11日
コラム「虎視」
先週・今週と2回に渡って特集をしたミムラ・三村社長は、文中にも書いている通り、大のサウナ好きだ。年間500回ほ[...]
2024年03月04日
コラム「虎視」
古紙市場が成熟するに従い、古紙問屋の業界団体である組合の求心力も低下する。組合員としての唯一の資格でもある製紙メ[...]