▼人口140万都市の福岡市には17ヵ所の古紙ヤード(回収基地)があった(592号に古紙ヤードマップを掲載)。8万人に1ヵ所、古紙ヤードがある計算になる。今回、2ヵ所の古紙ヤードが開設した横浜市の古紙ヤードマップを作成したみた。横浜市の人口は350万人、古紙ヤード数は24ヵ所だから、約15万人に1ヵ所、古紙ヤードがある。従って福岡市の方が過密といえよう。
▼この古紙ヤードマップを東京23区を含めた14大都市でまず作成し、都道府県に拡げていきたいと考えている。新ヤードが続々と建設されているので、最新版のマップを作るのが狙いだ。もっとも廃棄物業者のヤードも増えているので、これらも網羅したい。
▼古紙ヤードといえば、かっては選別・プレスの作業場だけが工場となったオープンなタイプがほとんど。しかし、機密文書を取り扱うためクローズ型の工場を併設したヤードも増えてきた。また、古紙以外の各種の再生資源を扱う総合リサイクルセンターも各地に登場している。行政が分別収集に乗り出し、その受け皿としての機能を果たすことが不可欠になってきたからだ。また輸出が著しく増え、輸出基地としての機能を備えた港湾ヤードも珍しくなくなりつつある。
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