▼福岡で九州環境ネットワークの発会式にともなう記者会見とパーティがあり、出席させてもらった。前号で報道したように、同ネットワークには九州の廃棄物業者とリサイクル業者25社(1社が増えた)が加盟しており、当面、製紙会社に廃棄物燃料を供給するのが狙いだ。廃棄物とリサイクル業界にはそれぞれの団体はあるが、ビジネスを目的とした両業界を横断する組織はなかった。全国的にも初めての試みだろう。
▼欧米と違って日本の古紙回収業にあっては専門問屋が圧倒的なシェアを持っている。しかし、子細に見ると家庭系と事業系では状況が異なる。段ボールなどの事業系古紙においては、価格が長期にわたって低迷したため、専門の回収人がいなくなり、廃棄物業者が多くを収集するようになった。近年は収集だけでなく、ベーラーを設置して選別・加工分野にも進出してきた。
▼かって収集は廃棄物業者、選別・加工は専門問屋といった棲み分けがあった。これが崩れて、対立の構図が生まれてきたわけだが、逆にお互いのノウハウを共有することで、顧客のニーズを掴んだ共同のビジネスも可能だ。リサイクル促進というプラスの部分に目を向け、共同のビジネスを育てようというのが今回のネットワークの狙いでもある。
2024年04月15日
コラム「虎視」
日本容器包装リサイクル協会の発表によると、今年度の市町村からの紙製容器包装の引き渡し予定量は1万4千トン。ピー[...]
2024年04月08日
コラム「虎視」
受験シーズンが終わって新学期が始まる。受験前は、縁起が悪い言葉を避ける必要がある。このタブーの言葉のことを忌み[...]
2024年04月01日
コラム「虎視」
ドジャース・大谷選手の通訳の水原氏が違法なスポーツ賭博を行い、大谷選手の資金を流用したとして刑事告訴された。こ[...]
2024年03月25日
コラム「虎視」
雑誌フォーブスで「日本人長者番付」という企画がある。個人の資産保有額でトップ50人を毎年調査したもので、ユニク[...]