
▼ペットボトルに関心を持ったのは、韓国に出張し、韓国の古紙問屋がペットと廃プラを回収し、中国に輸出しているのを見たことがきっかけ。日本に帰り栃木県南河内町のウイズペットボトルリサイクルの再生処理工場を見学に出かけた。1995年秋のことだった。
▼容リ法による分別収集が始まったのがこの2年後だから、日本では当時、ペットボトルはほとんどごみだった。しかし、関東の自治体が自主的にリサイクルに乗り出し、このウイズと契約。約110の自治体によって年間2,200トン集められていた(処理能力は通常5,000トン)。しかし、約35億円という過大な投資やランニングコストを考えると、フル操業し、かつ製品(フレーク状の再生ペット樹脂)の売却価格がキロ200円から300円(当時100円)にでもならないとペイできないと語っていたのが印象的だった。
▼この工場が閉鎖したと聞いたのは何年前だったか。分別収集が始まってからもペットボトルの再商品化事業は製品が売れないし、価格も低迷するという、厳しい環境が続いた。閉鎖は時間の問題だったのだろう。ところが最近は製品需要が増え、売り先の心配がなくなったどころか、中国という輸出市場もあって、原料が不足するようになった。
2025年12月08日
コラム「虎視」
03年に高良・高橋常務、古紙ジャーナル創業者の父、私の3人で、愛媛県の常裕パルプ工業を訪問した。そこで古紙パル[...]
2025年12月01日
コラム「虎視」
日本国内の古紙利用工場は中小を含めて約140カ所。そのうち家庭紙(ティッシュ・トイレット等)を生産するのは52[...]
2025年12月01日
ちょっとブレイク
凄い時代が来たものである。大谷選手は、投手で10奪三振の好投を見せながら同じ試合で3本塁打を放ち、全てのメジャ[...]
2025年11月24日
コラム「虎視」
家庭ごみ有料化の話題を大々的に本紙で取り上げていたのは、08年~09年頃である。この頃は、政令市でも実施する自[...]