2026年4月6日 オピニオン » 1667号

コラム「虎視」

コラム「虎視」

 私は1973年(昭和48年)生まれで、いわゆる団塊ジュニア世代。73年と言えば、日本中がオイルショックでパニックとなり、スーパーや小売店の棚からトイレットペーパーが消えたと言われている。そして先般、米国―イラン戦争の影響でガソリン価格が190円台に高騰したことで、一部でトイレットペーパーを買い占める動きが出た。これは、ワイドショーでオイルショック時の騒動の様子が繰り返し放送されたことで、不安心理が働いて買い占めの動きが出たと言われている。

▼これを受けて3月18日、日本家庭紙工業会は「トイレットペーパーはホルムズ海峡封鎖による影響はございません」という声明を発表した。翌日には経済産業省もこれを引用する形で、消費者に対して正確な情報を基にした購買を呼び掛けている。ちなみに家庭紙シェアトップの大王製紙は、今年4月1日から10%以上の家庭紙製品の値上げを2月4日に発表している。大王製紙の家庭紙の値上げは25年4月にも行われたので、2年連続となる。25年の家庭紙値上げは、シェア2位の日本製紙クレシア、3位の王子ネピアも追随したが、今年は4月1日時点で両社とも発表はない。3月の値上げ前の駆け込み需要が、オイルショックの買い占めと捉えられた可能性もある。

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