▼弊社の所在地は奈良市朱雀、平城ニュータウンという新興住宅街の一画にある。奈良市の北部と京都府の南部は隣接しており、道路のこちら側は奈良市で向こうが京都府という地形。奈良に住んでいながら京都に近親感がある。古紙ヤードとしてはアライの森(京都府木津町)さんが一番近い。
▼その京都で廃棄物処理からリサイクル事業まで、多様な事業と取り組んでいる企業に安田産業グループがある。同社をみていると、リサイクル産業の明日が読め、近くに所在するので気軽に取材をさせてもらっている。いま同社は11のリサイクルシステムを持つ。①空き缶選別②木質系燃料チップ製造③再商品化事業部・成形④古紙圧縮梱包⑤RPF固形燃料化⑥空き缶再資源化⑦廃飲料⑧アルミサッシ造粒⑨機密書類溶解⑩有機肥料製造⑪オートレム式食品廃棄物リサイクル。
▼③はペットボトルをペレット(粒)化する⑥は空き缶をアルミとスチールに分離し、ペレットを製造する。缶をペレットまで仕上げる設備は国内でも数少ない。⑪は食品廃棄物を飼料や肥料にする設備で、以前に紹介した。④と⑨が古紙分野でベーラーを3台保有している。扱う古紙は段ボールと機密書類が中心。今年もいくつかの案件を持ち、チャレンジしようとしている。
2025年04月21日
コラム「虎視」
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2025年04月14日
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17年に発刊された「アマゾンが描く2022年の世界、田中道昭著」という本に出てくる近未来像がある。無人コンビニ[...]
2025年04月07日
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2025年03月31日
コラム「虎視」
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