▼人口2万人ちょっとの愛知県大口町が4月から資源ごみを分別して持ち込んだ住民に景品や現金を渡す。集団回収で回収団体や回収業者に自治体が助成金を支給する制度は広く普及しているが、住民に直接景品や現金を渡すのは全国でも初めて。すでに同町は事業系資源ごみについても、分別して出した事業所にキロ1円~5円の助成金を出す制度を1月から実施している。
▼手法はこうだ。住民は事前に登録して世帯に1枚のカードを町から受け取る。古紙などの資源ごみを集積所や町資源リサイクルセンターに持ち込み、カードにスタンプを押してもらう。スタンプ10個集めるとトイレットペーパー、ごみ袋と、30個でショッピングバックと交換。カードに72個分の欄があり、一杯になると現金3,000円がもらえる。
▼今1月に一部地区でテスト実施したところ好評だったので全町に拡げる。08年度に登録するのは約7,000世帯のうち4,000世帯、住民に手渡す現金を300万円と予測して615万円の予算を組んだ。集団回収や分別収集は日程が決まっているが、いつでも出せるうえに景品や現金がもらえるので、家庭にとって出しやすいかも。しかもカード制なので、他地域の住民はカードを持たないからスタンプを押してもらえない。
2025年02月03日
コラム「虎視」
本紙正月号に掲載した「政令市+東京23区のDX推進状況」の調査では、各市区の見解が様々で興味深かった。東京23[...]
2025年01月27日
コラム「虎視」
グラフィック用紙の内需減少に底が見えない。今年も6.3%減の見通しで、コロナ禍前から3分の2の規模まで縮小。段[...]
2025年01月27日
ちょっとブレイク
大阪・関西万博は25年4月13日から10月13日までの半年間、開催される。USJや大阪市ごみ焼却場にほど近い、[...]
2024年12月23日
コラム「虎視」
2024年は古紙業界のM&Aが大幅に加速した1年だった。現在の輸出価格は中位安定で推移しているが、今後古紙回収[...]