
▼前号で報道したように古紙を排出先別に大別すると事業系50%、家庭系34%、産業系16%になる。2000年代に入って産業系は伸び悩み、回収を牽引してきたのは事業系と家庭系だ。家庭系古紙のうち①集団回収と②分別収集をみると、過去9年(平成10年~18年)で①+②は40%、数量にして154万トンの各増。ちなみに古紙全体では38%、数量で626万トンの各増である。
▼家庭系古紙=①+②だと分かりやすいが、①+②は家庭系古紙全体の7割で、残り3割が新聞販売店回収、ちり紙交換、行政の支援のない集団回収、分別収集からの抜き取りなどの民間回収が占める。①と②のデータは環境省が毎年公表しており、現時点では平成18年度まで。参考になるけれど全体をみるには不備。
▼一方、半分を占める事業系古紙(1,150万トン)は段ボールが主役で、オフィス古紙がサブ。段ボールが1,000万トンを占め、残りがオフィス古紙。近年のオフィス古紙の中心は機密書類で、古紙もの家庭紙メーカーの主要原料のひとつになった。また産業系古紙には上白、模造、ケント、色上、台紙(地券)などがあり、板紙、洋紙、家庭紙などに使用され、多様な用途を持つが、近年、価格、需給ともに振幅が大きい。
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