
▼前号の4面で昨年の模造・色上の洋紙消費内訳を円グラフで表現し、チラシ50万トン、一品色上22万トン、残本など10万トンと表示したところ、印刷ミスで残本など10万トンが消えていました。お詫びして訂正します。古紙再生促進センターの品種分類による模造・色上には多様な古紙が入り込んでいる。洋紙が使うチラシ、残本などもしかり。家庭紙が使うオフィス古紙や機密書類も模造・色上として報告されている。
▼このように中身が多様な模造・色上だが、今年に入り洋紙の消費の激減で国内製紙の在庫率が急上昇している。今2月の古紙全体の在庫率は79.5%(過去最高だが)、模造・色上はそれより高く102.7%。つまり国内製紙は1ヵ月分の在庫を持つ。昨年の模造・色上の消費量は223万トン。月18万トン~19万トンだが、今年は15万トン前後に後退。同量の在庫を抱えているわけだ。
▼全国の問屋の在庫量は不明だが、適正在庫は15%で、昨年は適正在庫を下回る2万トン程度だったのでないか。現在はこの3倍、6万トン以上の在庫を抱えていると推定される。模造・色上は主要三品と違って昨年まで内需指向が強かった。このため輸出市場の開拓が遅れており、本格的な輸出はこれから。
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