
▼米国西海岸の古紙輸出価格は段ボールを筆頭に5月は強含みで推移した。これがようやく日本の輸出価格に反映し、つれ高になってきている。段ボール、新聞で主要港に近い古紙ヤードからの輸出だと問屋手取りが10円に乗ってきたからだ。昨11月に暴落してから10円台への回復は初めて。雑誌も発生期を過ぎたのでこれから強くなるだろう。主要三品がともに10円台に回復する日は近いかも。
▼07年秋、主要三品の輸出価格が20円台に乗るようになったが、国内建値(関東地区)は段ボール15円、新聞14円、雑誌11円で据え置かれた。もっとも、輸出価格の上昇で国内製紙は建値にプラスαを付けて購入する、つまりプレミアム価格が市況の常態になった。このように輸出価格が常に国内建値を上回り、内外格差が容易に埋まらないまま推移してきた。
▼ところが昨11月の暴落で、主要三品の輸出価格は7・5・3円まで転落。一夜明けると国内建値が異常に高いという、逆内外格差の状況に置かれる。一転して国内製紙は建値マイナスαで買い付けるようになった。売価の暴落に仕入れの下げが追いつかず、大半の問屋は赤字転落へ。混乱はようやく収束し、逆内外格差がいつ解消するのかが、今後の焦点になってきた。
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