2019年5月13日 オピニオン » 1327号

コラム「虎視」

コラム「虎視」

 昨年の中国の紙・板紙生産量は、2000年以降で最大の減少率となり、対前年比6.2%減だった。昨年1―9月の実績では7.5%減だったので、10月以降、やや持ち直した格好。これまでリーマンショック後もプラス成長だったが、米中貿易戦争ではなすすべがなかったと言えるだろう。

 ▼昨年の中国の紙・板紙生産量は、前年から690万トン減少した。古紙の供給は、輸入量が870万トン減、国内回収量が320万トン減で計1,190万トン減と大幅に減少した。古紙回収率は47.6%で0.9ポイント減、古紙利用率は前年の70.6%から63.9%となり、6.7ポイント減となった。古紙利用率が1年でこれだけ下がるのは、前例がない。

▼古紙の供給不足をパルプと製品輸入でやや補った。パルプの生産量は前年より110万トン増。パルプの輸入量は107万トン増で、計217万トン増となった。また段原紙の輸入量は、前年から70万トンの増加。古紙の減少量=1,190万トン×歩留まり(80%)=952万トン。紙・板紙生産減分(690万トン)を差し引くと262万トン。パルプ増加分(217万トン)に、段原紙の輸入増加分(70万トン)を足すと287万トンで、ほぼ増減が合う。

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