製紙メーカーの記事一覧

2017年5月22日 市場データ » 1230号

【大手２社決算より】
王子・日本の売上差4000億円超
海外事業の成否が明暗分ける

　王子ＨＤと日本製紙の大手2社による2017年3月期決算が明らかになった。王子は売上が1兆4399億円（0.4％増）、営業利益が705億円（4.3％減）の増収減益だった。一方、日本は売上が992億円（1.5％減）、営業利 […]

2017年5月22日 市場データ »  1230号

【家庭紙原料の変遷】
産業系の模造・色上は56％に
オフィス古紙・機密書類が増加

　この頁では、家庭紙原料の変遷について考察する。1995年と比較すると、印刷・情報用紙の生産量は20.6％減少している。しかし模造・色上の消費量は、同32％増加している。これは模造・色上の中身が、かつての印刷・出版・紙加 […]

2017年5月22日 市場データ » 1230号

古紙ものはＪＰコアレックスＧがトップ

　家庭紙メーカー別生産量を推定した。パルプもの以外は本紙推定。左表のように、古紙を消費する家庭紙工場は61ヵ所あった。 　家庭紙全体で見ると、パルプものと古紙ものはほぼ半々。パルプものの生産量が90万トン、古紙ものの生産 […]

2017年5月22日 市場データ »  1230号

【家庭紙】
今後3カ所で年10万㌧超の設備が新稼働
観光客増等でパルプ品中心に増設ラッシュ

家庭紙市場の内需の推移

　家庭紙が増設ラッシュの様相だ。5月に入り王子ＨＤ・三菱製紙連合も新たな家庭紙事業の計画に名乗りを上げた。今後3年間でパルプ品を中心に内需の約5％に相当する年産10万8000トンが新たに立ち上がる。まるで2007～8年に […]

2017年4月17日 インタビュー »  1226号

【ＰＰＩアジア紙のインタビューより】
ナインドラゴン会長「四月にも底打つ可能性」

　ＲＩＳＩが発行するＰＰＩアジア紙の3月31日号と4月7日号にナインドラゴンの張会長のインタビューが連載された。以下は、ＲＩＳＩの記者の7問に答えたやり取りの抜粋である。 ―段ボールの加工分野への進出や、家庭紙など他品種 […]

2017年4月17日 海外動向 »  1226号

【太陽紙業（サンペーパー）】
昨年から段原紙生産に着手、更に増強
６月には輸入ライセンス取得の見通し

太陽紙業の品種生産能力

3月19日から24日まで、国際紙パルプ商事㈱のアテンドにより、中部商組の海外視察に同行した。視察先は中国の大手製紙メーカーである太陽紙業（サンペーパー）と、台湾系の製紙メーカーである栄成紙業（ロンチェンペーパー）の浙江省 […]

2017年4月3日 市場データ »  1224号

家庭紙業界を探る②

家庭紙の生産量と平均単価推移

　先週号に続いて、家庭紙業界を分析する。 　家庭紙の生産量は上表のように、1995年から2000年にかけて大幅に増加したが、2000年以降はそれほど変化がない。しかし表にはないが、2016年の家庭紙の生産量は181万トン […]

2017年4月3日 インタビュー 海外動向 »  1224号

【米国西海岸の古紙市場③】
理文造紙の米国調達商社トップにインタビュー
性急な上昇は短期間で下がると市況予想

ラリソン インターナショナル 代表取締役（ＣＥＯ） バイロン・ルオ氏

　2月に米国を訪問した際、中国の板紙大手である理文造紙の古紙調達商社、ラリソンインターナショナルのＣＥＯバイロン・ルオ氏にインタビューを試みた。同社は、米国から主に中国の理文造紙の工場向けに年間約144万トン（本紙推計） […]

2017年3月27日 市場データ »  1223号

家庭紙業界を探る①

　90年代以降の家庭紙業界の様々な状況の変化や再編について、連載形式で分析していきたい。この20年の間に、家庭紙の製品価格の下落や、古紙や原燃料価格の高騰により、上表のように家庭紙生産工場は約半分にまで減少した。しかしこ […]

2017年3月13日 市場データ »  1221号

【段原紙市況を考える】
輸出高騰で国内古紙価格に波及
段原紙メーカーは様子見の姿勢

　洋紙メーカー各社は、4月出荷分からの印刷情報用紙の価格を10～20％値上げする。石炭や重油といった原燃料価格の上昇分を製品に転嫁するためだ。日本製紙が2月21日に発表後、他社も追随した。 　一方、段原紙に関しては、どの […]

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