製紙メーカーの記事一覧

2017年4月17日 海外動向 »  1226号

【太陽紙業（サンペーパー）】
昨年から段原紙生産に着手、更に増強
６月には輸入ライセンス取得の見通し

太陽紙業の品種生産能力

3月19日から24日まで、国際紙パルプ商事㈱のアテンドにより、中部商組の海外視察に同行した。視察先は中国の大手製紙メーカーである太陽紙業（サンペーパー）と、台湾系の製紙メーカーである栄成紙業（ロンチェンペーパー）の浙江省 […]

2017年4月3日 市場データ »  1224号

家庭紙業界を探る②

家庭紙の生産量と平均単価推移

　先週号に続いて、家庭紙業界を分析する。 　家庭紙の生産量は上表のように、1995年から2000年にかけて大幅に増加したが、2000年以降はそれほど変化がない。しかし表にはないが、2016年の家庭紙の生産量は181万トン […]

2017年4月3日 インタビュー 海外動向 »  1224号

【米国西海岸の古紙市場③】
理文造紙の米国調達商社トップにインタビュー
性急な上昇は短期間で下がると市況予想

ラリソン インターナショナル 代表取締役（ＣＥＯ） バイロン・ルオ氏

　2月に米国を訪問した際、中国の板紙大手である理文造紙の古紙調達商社、ラリソンインターナショナルのＣＥＯバイロン・ルオ氏にインタビューを試みた。同社は、米国から主に中国の理文造紙の工場向けに年間約144万トン（本紙推計） […]

2017年3月27日 市場データ »  1223号

家庭紙業界を探る①

　90年代以降の家庭紙業界の様々な状況の変化や再編について、連載形式で分析していきたい。この20年の間に、家庭紙の製品価格の下落や、古紙や原燃料価格の高騰により、上表のように家庭紙生産工場は約半分にまで減少した。しかしこ […]

2017年3月13日 市場データ »  1221号

【段原紙市況を考える】
輸出高騰で国内古紙価格に波及
段原紙メーカーは様子見の姿勢

　洋紙メーカー各社は、4月出荷分からの印刷情報用紙の価格を10～20％値上げする。石炭や重油といった原燃料価格の上昇分を製品に転嫁するためだ。日本製紙が2月21日に発表後、他社も追随した。 　一方、段原紙に関しては、どの […]

2017年3月13日 海外動向 »  1221号

【ナインドラゴン】
来年末までに4台の新マシン設置を発表
合計の生産能力は1650万トンに

ナインドラゴンの生産拠点

　中国最大手の製紙メーカーであるナインドラゴンは、2月末に発表した中間決算報告書で、来年末までに4台のマシンを新設すると発表した。新設マシンの4台はいずれもライナー原紙を生産する。それによって中国の国内8拠点、ベトナム1 […]

2017年2月27日 市場データ » 1219号

【家庭紙市場の動向】
大王製紙が日清紡ＰＰを買収
東海製紙工業も傘下に

日清紡ペーパープロダクツの生産拠点の概要

　大王製紙は2月10日、日清紡ホールディングスから紙事業部門である日清紡ペーパープロダクツ（以下、日清紡ＰＰ）を買収すると発表した。買収額は約250億円で、日清紡ＰＰが抱える家庭紙、洋紙、紙加工品のすべてを傘下に収める。 […]

2017年1月30日 市場データ » 1215号

【家庭紙市場の動向】
内需拡大で家庭紙増設ラッシュ
古紙ものにパルプ配合も増える

　家庭紙の国内需要が好調に推移する中、新マシンの増設計画が相次ぐとともに、輸入紙の流入も増えている。日本製紙連合会が発表した、2017年の内需試算報告によると、家庭紙の内需は昨年（見込み）、201万トンと過去最多に達した […]

2017年1月16日 市場データ » 1213号

【製紙による新規投資計画】
クレシア・春日製紙が家庭紙増設
王子は豪で段ボール工場を新設

　年末年始に製紙メーカーによる新規計画の発表があった。まず家庭紙分野では、日本製紙クレシア㈱と春日製紙工業㈱が、合弁会社を設立し、富士で家庭紙の新マシンを導入する。合弁会社は2017年4月に設立する。資本金は4億50,0 […]

2016年8月29日 インタビュー »  1194号

【王子エコマテリアル㈱　田口満社長インタビュー】
問屋など約400社から古紙調達
米国や大阪等に駐在し、現場主義培う

　過去30年間の日本の古紙市場を振り返ると、①メーカー大量消費時代の到来、②回収量の爆発的増加、③輸入国から輸出国への転換、という3つの大きな構造変化があった。これに伴い、価格の急変動や在庫水準の増減、品質トラブルといっ […]

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