2023年9月25日 海外動向 » 1542号

【中国回想その9】
05年と14年に富陽の朝市を見学
当時の中国の古紙売買の象徴に

繊維メーカーから排出された紙管を満載にしたトラック

 これまでに日本の古紙リサイクル業者が最も訪問した中国の街は富陽かもしれない。日本で言うと静岡や四国中央市のような製紙の町で、以前は400社以上の中小製紙メーカーが林立していた。そこで毎日行われていたのが「古紙の朝市」。これぞ中国式の古紙売買という醍醐味がそこにはあった。  2005年9月、浙江省富陽市の古紙の朝市を訪れた。前夜は夜12時くらいに早目に宴会を切り上げたが、それでも...

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