過去20年間の国内古紙消費量の変遷を振り返ってみたい。2000年台は洋紙向けのDIP需要で底上げが進んだが、リーマン・ショックで再び以前の水準に戻った。2010年台は横ばいながら、段ボール原紙向け需要が下支えしてきた。そして2021年以降は毎年7万トンほどの微減傾向が続くだろう。特に中国の古紙全面輸入禁止で雑誌古紙の国内循環が大きな課題となる。古紙消費メーカーでは、王子グループが最多量を維持しな...
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