国内の紙・板紙市場の長期低迷傾向が続く。昨年は2.8%減で、今年も1.7%減の見通しだ。成長品種として期待されるのが、段原紙と家庭紙(衛生用紙)。ただ、天候やインバウンド需要で左右される不確実な側面もある。両品種では生産設備の増設ラッシュにより、今年も複数の新設備が立ち上がる。一方、値上げした製品価格を維持し、伸びゆく品種で十分な収益を確保できるかも製紙業界にとって欠かせない点となっている。 ...
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