東京二十三区を含む、二十一大都市の古紙回収量の動向を調べた。二年前と比べると、実に十八市で減少傾向にあることが分かった。増加したのは京都市、大阪市、広島市のみで、この三市はもともと一人あたりの回収量が少なく、掘り起こしの余地があった。全国的に家庭系古紙の回収が減っているのは、①新聞・雑誌の発生減、②回収ルートの多様化、③持ち去りによる影響――が挙げられる。持ち去り禁止条例は、政令指定都市の十一市...
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