2011年5月9日 古紙ジャーナル記事 933号

【古紙回収量】震災余波で大幅減か、2000万トン割れの懸念も
10年間でヤード数は激増、仕入れ調整が急務に

日本の古紙需給ギャップと輸出量の推移

今年は東日本大震災による影響で、回収量が大きく落ち込みそうだ。①被災地における回収の停滞、②自粛・節電ムードによる消費の低迷、③各種製造業の被災や物流の停滞が、発生減につながるからだ。紙・板紙の振り替え生産や一時的な復興特需も起きているが、経済全般への打撃を考えると、年間を通じた減産傾向は避けられないのではないか。すでに頭打ちとなっていた回収量だが、今年はどの程度、回収が減るかという観点から、回収...

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