
▼新年互礼会の挨拶でバズワード(頻出用語)だったのが「AI、IоT、ビッグデータの活用」。これら技術は人手不足や生産性向上の切り札としても期待が厚い。紙パ産業で先行するのは日本紙パルプ商事である。2016年に共同でAI開発の子会社を設立。紙製品の在庫状況や道路情報を反映しながら、最適な配送コースをAIが判断するシステムを開発。昨秋から洋紙納品で試験運行を始めた。
▼古紙業界でもAIの活用が注目されるところ。古紙の取引そのものはアナログな文化がまだまだ強く、臨機応変と融通無碍さがモノをいう世界である。とはいえFAXを使った発注や一カ月毎の値決め交渉など、コミュニケーション手段の改善余地はある。また、自動運転技術の進化は、収集運搬・出荷時における事故のリスクを限りなく下げられる利点もあるだろう。
▼かくゆう業界誌もAIの活躍によって、近い将来にオワコン(終わったコンテンツ)化するとの予測もある。すでにAP通信はワードスミスというAI記者が企業業績に関する記事を書いている。日経新聞も上場企業が開示する決算情報から、AIが即座に要点を記事にまとめて配信するサービスを開始した。この自虐的なコラムは今のところ人間が書いているだが。
2025年12月08日
コラム「虎視」
03年に高良・高橋常務、古紙ジャーナル創業者の父、私の3人で、愛媛県の常裕パルプ工業を訪問した。そこで古紙パル[...]
2025年12月01日
コラム「虎視」
日本国内の古紙利用工場は中小を含めて約140カ所。そのうち家庭紙(ティッシュ・トイレット等)を生産するのは52[...]
2025年12月01日
ちょっとブレイク
凄い時代が来たものである。大谷選手は、投手で10奪三振の好投を見せながら同じ試合で3本塁打を放ち、全てのメジャ[...]
2025年11月24日
コラム「虎視」
家庭ごみ有料化の話題を大々的に本紙で取り上げていたのは、08年~09年頃である。この頃は、政令市でも実施する自[...]