▼11月17日に開催した第6回古紙ジャーナルセミナーは、大盛況で幕を閉じた。今年は早々に定員に達したが、やはり来場者の中国環境政策への関心が非常に高いことを実感した。
▼古紙業界と廃プラ業界で中国に精通する御二方、古紙業界は国際紙パルプ商事の中国法人の董事長を務める中道氏、廃プラ業界は日本最大の廃プラ扱い量を誇るパナケミカルの犬飼社長が壇上に立った。例年なら11月には翌年の輸入ライセンス量やリストが発表されるが、今年は共産党全国大会の開催の影響もあって大幅に遅れており、発表は来年1~2月になるのではという声も聞こえる。
▼廃プラと古紙において現在決まっていることは、来年から使用済み廃プラ輸入の全面禁止、選別していないMIX古紙の輸入禁止である。廃プラは、2020年までに産業系廃プラについても、段階的に輸入を禁止していく見込み。また古紙は、年産30万トン以下の製紙メーカーには、来年以降の輸入ライセンスを発行しないということが発表された。これは製紙産業の淘汰再編を目指したもので、経営状況が悪い国有メーカーやゾンビ企業等、税金をきちんと払っていないのに環境汚染物を垂れ流す、中小メーカーを一掃させようという狙いがあるという。
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