
▼中国政府による景気浮揚策が、古紙市場には裏目に出ている。当局が金融引き締めを狙って、LC(信用状)発行を厳格化。中小のメーカーの資金繰りが悪化し、古紙の必要量を確保できない状況が続いている。また輸出テコ入れを狙った元の切り下げは、先月だけで四%超の元安に達した。実質的に輸入品がコスト増となるため、中国の古紙バイヤーは不利になり、供給国は中国向けを敬遠しかねない。政府の意向による国営の二大船会社であるCOSCOと中海コンテナの合併も、フレート価格にどう影響するか注視が必要だ。
▼一方、米国では今年二月まで続いた西海岸の労使紛争による混乱が尾を引く。中国は米国からの供給を他国に振替え、これが正常化していないもよう。上期の中国の古紙輸入量をみても、前年比ほぼ横ばいだが、最大の供給先である米国からは五・二%減った。とはいえ、今回の反発が米国品から起きたように、米国が古紙価格を先導する流れは変わらない。中国のバイヤーにとってみれば、需要低迷や過剰設備で古紙の購入価格を抑えたいが、こうした供給側のタイト感が、今回の比較的早い価格回復を促したようだ。インフラ建設に使う鉄鋼などと異なり、生活必要品である紙は、需要も底堅いとみられる。
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