▼自治体がペットボトルを分別収集して日本容器包装リサイクル協会に引き渡す(実際に引き渡す相手はリサイクル事業者だが)と、代価はタダ。一方、協会を通さないで、直接、リサイクル事業者に引き渡すと、最近はキロ20円近くで売却できるらしい。容リ法が完全施行されたのは平成12年4月からだが、ガラスびんとペットボトルは同9年に先行実施され、再商品化の義務の対象になる。
▼同法によると、市町村が分別収集した段階で有償のため再商品化の義務の対象にならなかったのが、スチール缶、アルミ缶、紙パック、段ボールの4品目だった。同法が現在、成立していたら、ペットボトルは有償で取引されているので、再商品化の義務の対象から除外されたであろう。7年も経過すると、法律が成立した当時と環境が一変する。しかし、日本ではいったん法律ができるとなかなか変更しないし、できない。いま見直し作業が行われているが、ペットボトルを外すような大胆な改正ができるのかどうか。
▼紙製容器包装も再商品化の義務の対象になったが、これは自治体が動かない。分別収集する自治体は名古屋市など一握りで、4年経った現在も目標とする収集量を大きく下回る。法律が空振り終わった事例だろう。
2024年11月18日
コラム「虎視」
日資連は日本再生資源事業協同組合連合会の略称で、1973年のオイルショックの真っ只中に、主に専ら物の回収業者が[...]
2024年11月18日
ちょっとブレイク
サッカー日本代表の森保ジャパンが好調である。過去3年の日本代表の成績は29勝8敗5分(24年10月末時点)だが[...]
2024年11月11日
コラム「虎視」
小六会長とは全原連の新年会と総会で毎年顔を合わせていた。その会合が終わった後、いつも嘆いていた。「紙はゴミじゃ[...]
2024年11月04日
コラム「虎視」
生成AIの汎用ソフトが世に出て2年。ChatGPTはネット上の膨大なデータを解析して学習し、問題の解決策を示し[...]