
▼前号に続き廃プラについて。容リ法に基づいて家庭から分別収集されているプラスチック製容器包装は容リプラともいわれるが、再商品化手法としてサーマル(燃料化)が認められていない。同じ容リ法で集められている紙製容器包装は認められているのに。このため容リプラはRPF(固形燃料)の原料にならない。製紙産業がバイオマスボイラーの燃料に、大量のRPFを使用しようとしていることはこれまでに報道してきた
▼そうでなくとも他の素材の落札単価が下落している中で、唯一高止まりしているのが容リプラ。材料リサイクルを優先し、他の手法としてケミカルしか認めていないことによる。昨年度、容リ協会が特定事業者から集めて再商品化事業者(材料とケミカル)に払った費用がなんと490億円。四割が材料で六割がケミカルだった。材料とはボードやパレットなど。ケミカルとは高炉還元剤などだが、限りなくサーマルに近い。
▼材料は中小企業が多く、ケミカルは高炉大手の寡占。いずれにしても490億円の金が両者に払われているわけだ。ちなみに昨年の落札単価は材料がトン8万~15万円、ケミカルが6~8万円。サーマルが認められるとこの単価は暴落するだろう。負担の少ない手法をなぜ選択しないのか。
2025年10月27日
コラム「虎視」
今回は山﨑紙源センター特集。社名は「やまさきかみげんセンター」と読む。「やまさき」を「やまざき」、「かみげん」[...]
2025年10月27日
ちょっとブレイク
10月21日、衆議院の首相指名選挙で過半数を得票し、第104代首相に高市早苗氏が選出された。日本の憲政史上初め[...]
2025年10月20日
コラム「虎視」
古紙ヤードマップは先代創業者が本紙創刊時から考案していたもので、いつかは日本全国の古紙ヤードを一覧にして冊子に[...]
2025年10月13日
コラム「虎視」
10月4日に行われた自民党総裁選において、高市早苗氏が第29代総裁に選出された。15日に召集される臨時国会で第[...]