▼本紙の705号で北海道に900店舗を構える大手のコンビニ、セイコーマートが8月下旬から古紙の回収を始めたことを報じた。家庭に溜まった古新聞、古雑誌、ダンボールを1部、1冊、1枚からでも店舗の営業時間であれば引き取るというもの。全国のコンビニでも初めて試みだろう。
▼生協、スーパーなどが店舗に回収容器を設置して、牛乳パック、缶、ペットボトル、トレイなどを回収しているのは周知の通り。中身商品が空になった容器を引き取り、リサイクルに協力しているわけだ。最近は生協、スーパー、コンビニでも新聞や雑誌が販売されているので、読み終わったこれらの古紙を引き取り、リサイクルしようという店舗が増えてくるかも。
▼今回、所用ででかけたホノルルで地震による14時間の停電に出会って知ったのは、災害時のコンビニの威力だった。ホノルルには驚くほど沢山のABCストアというコンビニの店舗がある。食料品や日用品だけでなく衣料品まで揃っており、品数が豊富。コンビニといえばかっては利便性だけを追求する店舗だったが、生き残りをかけて業態を変えつつあるのが現在のコンビニとか。ホノルルで飲み物や食べ物を買い求める観光客の長い行列をみて、コンビニは社会に役立つ!
2025年07月14日
コラム「虎視」
今号で紹介した熊谷紙業は、90年代から古紙パルプ生産を試行錯誤してきた。本紙268号(97年10月)を改めて読[...]
2025年07月07日
コラム「虎視」
段ボール古紙の調達価格が、段原紙の市況上昇のなか、据え置かれている。段原紙は2017年以降、5回目となる値上げ[...]
2025年06月30日
コラム「虎視」
2015年に日本マテリオと共催して、古紙ジャーナル韓国ツアーを開催した。
▼その時に家庭紙メ[...]
2025年06月23日
コラム「虎視」
韓国には業界紙というものが存在しないという。その理由は主に3つある。
▼①そもそも各業界[...]