
▼補助金の付いた集団回収と行政回収の普及、右肩下がりの古紙価格、輸出市場がなく集めても売れなかった頃、ちり紙交換業は衰退の道をたどる。そのちり紙交換業が近年、復活しつつあるのを目の当たりに見た。というのは過日、関西のある古紙ヤードを訪問。その日が行政回収の持ち込み日と重なったため、行政のパッカー車とちり紙交換の1トン車が次々と入ってき、業者が増えたことを実感した。
▼その行政回収は1年ごとの入札で、パッカー車は新聞、雑誌、段ボール、古布の4品目を混載。選別の必要があるので入札価格は逆有償(代価をもらう)とのこと。パッカーの中身は段ボールが目立ち、新聞、雑誌は抜き取られているもよう。抜き取りといえば世田谷区の事件で東京簡易裁判所が3つ判決を出した。ふたつは無罪でひとつは有罪。判決がバラバラだったので、世田谷区は控訴しないもよう。世田谷区に話を聞いてきたので次号で報告したい。
▼家庭からの古紙回収は集団回収、行政回収、販売店回収、ちり紙交換と多様な手法が混在。ただ関西では販売店回収って何?と聞かれることも多く、馴染みが薄い手法もある。行政回収も全国でもっとも普及率が低いのが関西。それだけちり紙交換が活発ということの裏返しでもあるのだが。
2025年12月15日
コラム「虎視」
高3の息子は奈良高専の情報工学科に通っているが、今週、社会見学活動で大阪府警を訪問する。「サイバー攻撃やサイバ[...]
2025年12月08日
コラム「虎視」
03年に高良・高橋常務、古紙ジャーナル創業者の父、私の3人で、愛媛県の常裕パルプ工業を訪問した。そこで古紙パル[...]
2025年12月01日
コラム「虎視」
日本国内の古紙利用工場は中小を含めて約140カ所。そのうち家庭紙(ティッシュ・トイレット等)を生産するのは52[...]
2025年12月01日
ちょっとブレイク
凄い時代が来たものである。大谷選手は、投手で10奪三振の好投を見せながら同じ試合で3本塁打を放ち、全てのメジャ[...]