
▼年代ごとの古紙回収量の増減を報じたが、80年代がもっとも増えており、500万トン増だった。それを象徴するように回収量が前年比でマイナス成長は1回のみ。70年代は3回、90年代は2回あった。しかし2000年代は過去8年間で1回もなく、おそらく80年代を上回る増量となるだろう。ただ年平均64万トン増えてきた回収量が昨年は最低の増加にとどまったとみられる。この反動で今年は大幅に増えると本紙は観測しているのだが。
▼回収増の物差しにいくつかあるが、古紙ヤードの新設状況もそのひとつ。9年連続で今年も20ヵ所以上のヤードが開設されるだろう。前号で14ヵ所を報道したが、この他に宮城県や埼玉県でさらに5ヵ所以上が具体化しそうだ。全国で100ヵ所以上のヤード数を抱えるのは東京都、埼玉県、大阪府の3都府県のみ。ヤード密度の高い埼玉県でまだ新設があるというのは、回収増が進む証しか。
▼国内需給が逼迫しているので回収が増えないと輸出も伸びない。昨年の輸出数量は微減だが2000年代に入って初めて減少した。輸出価格は問屋手取りで主要三品すべてが20円台に乗せたというのに。かねて指摘しているように日本の輸出の増減の鍵を握るのは価格でなく需給ギャップだ。
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