2008年4月21日 古紙ジャーナル記事 784号

【廃石膏ボード】
はく離した紙片、製紙原料への活用進む
約5%が原紙で排出量200万トン目前に
中央環境開発が石膏除去の分離設備を独自開発

中央環境開発の愛川工場の外観

廃石膏ボードのはく離紙の再資源化が進んでいる。石膏ボードとは、壁や天井などの内装材として使われる板状の建築資材で、強度の高い原紙と石膏を貼り合わせて作られる。 これまで石膏ボードなどの建材廃紙は古紙の品質規格に合わない禁忌品として扱われ、良質なパルプを約5%含むものの、処分場での焼却処理が一般的であった。建築物の新築時や解体時に排出される廃石膏ボードを紙片と石膏粉に分離して、国内メーカーでも...

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