
▼古紙再生促進センターの統計分類によると、古紙には大別して9種類あり、製紙会社から報告されたこの9種類の消費統計を同センターは毎月、集計している。このうち段ボール、新聞、雑誌が主要3品目、「模造・色上」を加えると主要4品目といえよう。残る5品目をその他古紙と見なす場合が多いが、その他古紙の古紙全体に占めるシェアが年々、低下してきた。
▼20年前の1990年、その他5品目の消費に占めるシェアは11.2%あったが、昨年はわずか4.2%。実に七ポイントも低下してしまった。さらに5品目を個別にみると、ピーク時に比べて消費が半減した品種が多いが、なかでも減少幅が突出しているのが茶模造紙。茶模造紙とは製袋工場から発生する裁落などの古紙を指す。当時に比べてこれがなんと7分の1にまで後退してしまった。
▼ところがこの数字にはからくりがある。国内板紙が茶模造紙として消費を報告してきた古紙の8割以上は実は輸入古紙(DLK、OCCと呼ばれた段ボール古紙)だった。現在、7分の1に激減したのはこうした古紙の輸入量がそれだけ減ったため。国内で実際に発生し、消費された茶模造紙は、当時で月8,000トン、最近で4,000トンとのこと。実態は半減である。
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