
本紙は4月で創刊30周年を迎えた。この10年間、古紙業界を取り巻く環境は中国に翻弄され目まぐるしく変化したが、弊社でも創業者の病欠に伴う世代交代、web版の拡充や新媒体の発行等々、怒涛のごとく過ぎ去った。コロナ禍の逆風下でもオンライン取材等を駆使して、紙面の発行が続けられて一抹の安堵感もある。
▼創刊号を改めて眺めると、紙・板紙の生産増や古紙消費の右肩上がりのグラフが豪勢に並び隔世の感がある。ただ、湾岸戦争による原油高騰の空気感はどこか似通う。また再生紙ブームの中、古紙ものトイレットが伸びない理由を分析しており、SDGsで苦戦する現在とも共通する。当時、国内の裾物の買値は、段ボール18円、新聞17円、雑誌14円(関東地区、工場着値)。運賃を含むとはいえ、ほぼ変わらないのは当時も古紙が不足し輸入していたから。
▼創刊当時から通底している編集方針とは?事実や数字に基づいた分析、先読み的な視点、商慣習や制度に対する問題意識、市況の定点観測等か。実はこうあるべきというものを一切教わったことがない。我が両親の教育は常に正解を教えなかったことだ。主体的に決めることこそ大切にしていた。気を新たにし、これからも業界の読者諸氏とともに正解を探していきたい。
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