2020年の出版物の販売額は、紙媒体が対前年比1%減、電子媒体が同28%増で、紙+電子では4.8%増となった。コロナ禍で巣ごもり需要が膨らんだ形だが、その中で特に牽引したのがコミック(同23%増)とパズル誌(同19.5%増)。今回はパズル誌にスポットを当てる。
▼パズル誌と言ってもジャンルは様々。知識系ではクロスワードや漢字パズル、ロジカル系のスケルトン、数字系の数独、ビジュアル系のまちがいさがし等の種類がある。20年のパズル誌の推定発行部数は3575万冊、増刊やムック本等を含めると計4742万冊。販売金額は135億円で対前年比19.5%の大幅増となった。ちなみに昨年は18社で161点のパズル定期誌が発行された。
▼現在、世界中で最もポピュラーなパズルが数独(すうどく)。3×3のブロックに区切られた9×9の正方形の枠内に、1から9までの数字を入れるパズルゲーム。この数独の発案者で名付け親は日本人の鍜治氏である。80年に日本初のパズル誌を発行し、84年に数独を掲載した。日本で静かなブームだったが、04年に英紙タイムズが掲載してから世界中で人気となった。現在は毎年世界大会が行われ、数百万人が数独に夢中になっていると言われる。
2024年04月29日
コラム「虎視」
現在は第3次古着ブームである。第1次ブームは70年代で、アメ横を中心に米国製輸入ジーンズ等が人気となった。第2[...]
2024年04月22日
コラム「虎視」
財務省の貿易通関統計によると、日本から古紙パルプの輸出量が急増している。昨年半ばごろから増え始め、直近の24年[...]
2024年04月15日
コラム「虎視」
日本容器包装リサイクル協会の発表によると、今年度の市町村からの紙製容器包装の引き渡し予定量は1万4千トン。ピー[...]
2024年04月08日
コラム「虎視」
受験シーズンが終わって新学期が始まる。受験前は、縁起が悪い言葉を避ける必要がある。このタブーの言葉のことを忌み[...]