
西の製紙メーカーで7月末の4連休、深刻な古紙不足を受けて原料操短するのではないかと噂されている。段原紙メーカー3社3台によるマシン転抄によって生産能力は52万トン増加。内需が大きく伸びない中、この2~3年で原紙輸出の流れが加速した。20年実績は88万トンで今年は100万トンが視野に入り、月10万トンの大台にも乗せる。
▼だが、転抄組のメーカーが原紙輸出に走ったことで、国内で古紙の逼迫を招き、調達価格の上昇に繋がったフシもある。海外に段原紙が輸出されると国内で段ボール古紙として回収されないからだ。問屋からすれば、原紙輸出枠として輸出価格より安価で納め、しかも国内で古紙の発生が減るという二重苦に遭う。現在、国内メーカーの古紙調達価格は、基準価格である18円が上限。原料危機を経て、今後、古紙のプレミア買いに走るのか、原紙価格に転嫁を目論むのか注目される。
▼古紙問屋の供給余力がこの1年で落ち込んだことも大きい。本紙で主要問屋の古紙扱い量を調査したところ、15~30%減ったところもあった(詳報を後日掲載)。市況急騰期に問屋は輸出玉で利益を出していたが、もはや輸出余力がないとの深刻な声も漏れる。需給両者とも我慢のタイミングがいつまで続くか?!
2026年04月13日
コラム「虎視」
静脈産業に特化したM&Aやコンサルタントを手掛けるベイニングは、森・濱田松本法律事務所と共著で「循環型社会実現[...]
2026年04月06日
コラム「虎視」
私は1973年(昭和48年)生まれで、いわゆる団塊ジュニア世代。73年と言えば、日本中がオイルショックでパニッ[...]
2026年03月30日
コラム「虎視」
世界広しといえど、古紙の分別回収が浸透している国は、日本と韓国のみである。後進国では、古紙は貴重品なので捨てら[...]
2026年03月30日
ちょっとブレイク
私の小学生時代の将来の夢は、先生・バスの運転手・新聞記者だった。そしてその1つは、父が創業したおかげで、大手新[...]