
▼震災から約2ヶ月を経た。ようやく冷静さを取り戻しつつあるが、今年は古紙需給の見通しが立ちにくい。輸出に関わる放射性物質の問題も収束が見えて来ない。ただいえるのは、震災ショック後の経済への打撃から大幅な発生減は避けられないということだろう。
▼震災後、サプライチェーンといわれる製造業での部品の供給網が崩壊してしまい、多くの工業製品の生産に混乱が生じた。製紙分野に限っていえば、古紙が不足して工場の稼動に支障が出たという話は聞かなかった。古紙は①原料という性質上、代替が利く、①古紙ヤードが飽和状態だった、②回収量が消費量を上回っていた―ことが要因か。
▼発生が減り、特に逼迫感が強まりそうなのが新聞古紙だ。関係筋によると、3月トータルでみた新聞の重量は2割減だという。新聞古紙の約四割を占める折込みチラシの減少も響く。4月の回収量はさらに落ち込んだのではないか。新聞用紙への平均の古紙配合率は70~75%ほど。大手製紙は、2、3年ほど前からパルプの配合増といった対策もとってきた。発生減に影響を受けるのは、いわき大王製紙のように古紙100%の新聞用紙を生産する工場だろう。折込みチラシが減ることで、白色度への影響も生じてくる。
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