▼本紙は今年で創刊20周年。その節目として、「古紙ジャーナル20周年記念パーティー」を奈良市内で開催する。日時は9月28日(金)を予定しており、秋の古都・奈良の散策を兼ねて、ご足労いただけたら幸いです。(6月頃、読者全員に招待状を送付予定。)
▼十年一昔、二十年となると二昔。この二十年で古紙を取り巻く状況は劇的に変化した。特に90年代~2000年代初めは古紙業界が最も疲弊していた時期。逆有償や余剰問題、行政回収のスタート、様々な制度改革により、古紙問屋や古紙回収業者の存続、回収システムの崩壊が危惧された。
▼20年前の本紙第23号(1992年9月28日付け)によると、「東京都品川区と足立区で10月からいよいよ自治体回収がスタート」と報道している。まさに行政回収の夜明けと言える年だった。また第32号では、同年11月中旬に名古屋市内で行われたチリ紙交換業者のデモ行進の様子を報道。当日はチリ紙交換業者18社・80台が集まり、約2時間かけて名古屋市内をデモ行進した。
▼近年、往年のチリ交を思わせる古紙の戸別回収車が全国的に増加。また各地にできたリサイクルステーションは、以前の寄せ屋を思わせる。20年の栄枯盛衰を経て、歴史は繰り返す。
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