
▼ロシアの極東地域には昨年、一昨年と2回訪問したが、来年ロシアワールドカップが開催されるので、仕事を兼ねてモスクワやサンクトペテルブルク辺りを訪問したいと考えている。2回訪問して感じたが、ロシアという国は、とにかく謎が多い。司馬遼太郎が晩年、ロシアについてというシリーズで、分析と見解を深めていたが、やはり理解できない部分が多かったと記されている。
▼ロシアの極東地域を2回訪問した中で、最も印象的だったのは、戦前に樺太にあった旧王子製紙のマシンを一部改良して使用していたことである。70年以上前の前時代的な設備を未だに使用しており、物持ちが良いと呆れるやら、この国には製紙マシンの設計者がいないのだろうと納得するやら、とにかく複雑な気持ちになった。
▼またロシアのごみ焼却工場に見学に行った時にも、過去の遺物が現役で稼働していた。ごみ焼却工場の管理システムは、旧ソ連時代から使用されているもので、こちらも少なくても50年以上前の代物だった。このような機械を平然と使っているので、とにかく生産性や効率性が悪い。彼らにとっては、生産性や効率性は二の次。元社会主義国の負の遺産を引きずるのが、現在のロシアである。
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