▼ごみを抑制する、再使用する、再生利用するが循環型社会の三本柱だが、この方針に沿って容器包装、家電、建設、食品、自動車の各種リサイクル法が次々に施行された。自動車が最後で今年1月から。01年春に施行された食品リサイクル法は、食品廃棄物を年間100トン以上排出する事業者に対し5年以内に20%の再資源化を義務づけている。来春で猶予期間が終わるので、今後、駆け込みで再資源化に乗り出す事業者が増えてくるとみられている。
▼先鞭を斬ったのが容器包装リサイクル法だった。既報のように今年で10年目を迎えるので見直し作業が進められている。10年も経つと問題点がはっきりしてきた。同法に基づき家庭から排出される各種容器(びん、缶、ペットボトル、紙製並びにプラスチック製)の分別収集に乗り出したことで、行政のコスト負担が増大した。資源化に熱心な自治体ほどコストがかかるが、この法律はコストを補填する仕組みができていない。
▼食品関連事業者から発生する食品廃棄物は1,130万トン。ほぼ同量の生ごみが家庭からも排出されている。食品リサイクル法は前者に網を被せたもので、後者は野放し。消費者にも無駄な廃棄を減らすように呼びかけてはいるけれど、片手落ちの印象はある。
2024年11月18日
コラム「虎視」
日資連は日本再生資源事業協同組合連合会の略称で、1973年のオイルショックの真っ只中に、主に専ら物の回収業者が[...]
2024年11月18日
ちょっとブレイク
サッカー日本代表の森保ジャパンが好調である。過去3年の日本代表の成績は29勝8敗5分(24年10月末時点)だが[...]
2024年11月11日
コラム「虎視」
小六会長とは全原連の新年会と総会で毎年顔を合わせていた。その会合が終わった後、いつも嘆いていた。「紙はゴミじゃ[...]
2024年11月04日
コラム「虎視」
生成AIの汎用ソフトが世に出て2年。ChatGPTはネット上の膨大なデータを解析して学習し、問題の解決策を示し[...]