
私の小学生時代の将来の夢は、先生・バスの運転手・新聞記者だった。そしてその1つは、父が創業したおかげで、大手新聞社ではないが新聞記者になるという夢が叶った。2年前に亡くなった父には、自分の進むべき道を拓いてくれたことにとても感謝している。
そして大人になってからの夢は、小説家・サッカーライターである。これはもう20年以上変わっていない。しかしながら、日々の取材と記事の執筆、そして編集に追われ、他に書くことに時間が取れない。新聞記者から著名な小説家に転身した司馬遼太郎や藤沢周平に憧れを抱き、いつか目指したいと思っているが、小説を書く時間など全くないのが現状だ。
そんな中、取引先であり友人である方から、「一緒にワールドカップを観に行きませんか?」と声を掛けて貰った。今年の6月から、米国・カナダ・メキシコの3ヵ国共催でワールドカップが行われる。世界最高峰のサッカーの大会に人生で初めて行けることになり、毎日喜びを噛みしめている。
思い起こせば2010年、私は自分の貯金100万円を使って南アフリカにW杯を観に行く準備をしていた。嫁さんの承諾も得て、ツアーの仮予約もしていた。しかし大会前の日本代表のあまりの弱さを見て、直前で気が変わった。「大金を使って地球の反対側まで行って、無様な負け試合を観たくない」と思ってキャンセルした。しかし結果は周知の通りで、日本はカメルーンとデンマークを破って決勝トーナメントに進出した。
行かない後悔より行って後悔だと思い知った。これを機にサッカーライターとして覚醒するかもしれない。
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