▼新聞販売店回収について、読売新聞東京本社と販売店の現場から取材した。昭和57年(1982年)に読売新聞が首都圏で初めて実施。翌年、朝日新聞がこれに続く。従って、首都圏では25年もの歴史がある。当初は販売店が直接回収しようとして既存の回収業者と対立するケースもあったが、回収を業者に委託することで軌道に乗る。首都圏では読売だけで年間27万トンも集めている。
▼一方、関西は販売店回収の空白地帯。細々と実施されてきたが、今回取材させてもらった兵庫県明石市の読売新聞販売店は3年前から開始。パートなどを使い、土曜と日曜日、読者から新聞古紙を回収。回収した新聞は販売店がいったん保管し、これを問屋が引き取りに来る。販売店からみると毎週土・日の回収業務だが、地域割なので家庭からみると月1回(回収予定日は前日にチラシで予告)、紙袋に溜まった新聞を戸口に出すことになる。玄関前なので高齢者の読者には喜ばれるようだ。
▼回収した古紙の売却代金からチラシ作成のコストや回収にかかる人件費などを差し引くと、逆ざや。ペイしないけれど、値引きや景品などによる読者サービスに比べると、他社との差別化を打ち出せるし、遙かにやりがいがあるという。
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