
未曾有の高値圏につけるパルプ価格。原料である木材チップ価格はさほど上がっていない。先物パルプ市場の暴騰と海上コンテナ問題が引き金であろうが、複合的な要因が絡み合っている。一方で集積回路や非鉄金属、プラスチックなどあらゆる国際商品市況が急騰中だ。各国政府が景気刺激策で投入した財政支出があらゆるバブルを生んでいる。
▼思い起こすのは、20年4月の米国原油WTI先物市場。なんとマイナス40ドルを付けた。原油1バレルを調達すると、40ドルもらえる異常な相場だ。原油が「逆有償」になってしまったわけだ。本来、実物資産の裏付けがあるはずの金融商品が無に返すところか、マイナス価値を付けた。しかし、その後の原油やガソリンといった実物相場はマイナスに振れていない。
▼特に先物市場はバブルを招きやすく、そして極端な方向に振れやすい。上海の先物市場に18年秋に上場してから2年あまりと歴史も浅い。現物のパルプ需給では、ブラジルの大手メーカー2社が18年3月に合併するなど、寡占化の流れの中で、急騰する素地が出来上がっていた。そもそもコロナ禍で世界中で印刷用紙需要が落ち込み、パルプ需要は弱含み。今後、関心はいつバブル市況が終焉するかに移っていくだろう。
2026年07月27日
ちょっとブレイク
史上最長で最多試合数となった北中米ワールドカップが幕を閉じた。
結果的にはスペインが1[...]
2026年07月20日
ちょっとブレイク
先日、日資連の全国大会が福井県で開催された。特別記念講演の講師として、福井県出身のアパホテル株式会社の代表取締[...]
2026年07月13日
コラム「虎視」
今回の米国ツアーをアテンドしてもらった津村氏は、㈱紙資源の大津社長に紹介してもらった。津村氏は、以前まで海外の[...]
2026年07月06日
コラム「虎視」
家庭紙市場で輸入紙の存在感が年々増している。これまで輸入品の中心はティッシュだったが、トイレットペーパーも勢い[...]