「グリーン・ウォッシング」という言葉がご存じだろうか?上辺だけ、見せかけの環境配慮のことを指す造語だそうで、持続可能なアプローチを欠いた、PR手段に過ぎないエコ活動のことだ。「脱プラ対応」が耳目を集めたエコプロだったが、どれほど環境負荷を軽減した製品やサービスなのか、リサイクル性能を含めて検証するプロセスも必要ではないか。
▼例を挙げれば、ストローも紙製にすることは脱プラには繋がるかもしれないが、プラごみ全体からみれば微々たる量。また某大手アパレルが切り替えた紙袋も「臭気がする」として、再利用されずにごみ箱行きの憂き目にあっている。同じ機能を果たすものでも、重量比ベースでは紙のほうが重い。焼却処分されるのであれば、結局ごみ量が増えまいか、と懸念する声も自治体から上がっている。
▼翻って古紙調達においても「古紙リサイクルシステムを維持するため」と据え置かれた段ボール古紙の建値18円。一方で製紙メーカーによっては、戦略的に在庫を低水準に据え置く。かつては問屋に在庫機能を期待せず、メーカーが需給調整の役割を担ってきた。在庫繰りに苦心する問屋からは「建値の維持だけでなく、発注量の維持を」との悲鳴に近い声も聞こえる。
2025年04月14日
コラム「虎視」
17年に発刊された「アマゾンが描く2022年の世界、田中道昭著」という本に出てくる近未来像がある。無人コンビニ[...]
2025年04月07日
コラム「虎視」
概ね売上10億円以上の古紙問屋を対象に業況調査アンケートを実施したが、回答率は3割強にとどまった。経営状況の公[...]
2025年03月31日
コラム「虎視」
2018年から開始した中国のナショナルソードにより、鉄スクラップも輸入禁止となった。しかしその前から中国は世界[...]
2025年03月31日
ちょっとブレイク
読者から「サッカーのコラムを毎週書いて欲しい」という声を頂いた。さすがに毎週は無理だが、改めてサッカーファンが[...]