製紙メーカーの記事一覧

2022年3月14日 古紙価格・製品市況 » 1467号

【製紙の原燃料コスト】
石炭・ＬＮＧ価格が暴騰
製品の値上げ効果も浸食

　製紙メーカーが燃料価格の急騰に見舞われている。石炭は1月に豪州品がトンあたり197ドルを付けて前年同月比27％高。その後200ドルを超えて、3月のスポット価格では400ドル台という信じられない価格も付けている。ＬＮＧ（ […]

2022年3月14日 関連業界 »  1467号

【ＲＰＦ】
需要増・石炭高騰で引き合い
製紙は2工場でボイラー増設

　石炭代替燃料であるＲＰＦの引き合いが強い。①ボイラー増設による需要増、②石炭価格の急騰、③産廃の廃プラ減による供給制約の影響がある。ＲＰＦは廃プラと古紙を成形した固形燃料。日本ＲＰＦ工業会によると、21年度に150万ト […]

2022年3月7日 市場データ 海外動向 »  1466号

【ベトナムの古紙輸入量】
需要増の中、日本からの輸入量は横ばい
製紙メーカー・商社は競合多数の市場に

　古紙の最大の輸出相手国だったベトナムの2021年の実績データから需要動向を分析したい。ベトナムの21年の古紙輸入量は289万トンで対前年同期比14.4％増。9割近くを段ボール古紙が占めるが、今年から輸入禁止となったその […]

2022年2月28日 古紙価格・製品市況 » 1465号

【紙分野の価格修正】
注目される王子の値上げ判断
収益性でメーカー間格差も

過去最高益の見通し 　王子ＨＤが2月25日現在、印刷情報用紙と家庭紙の2品種の価格修正について、沈黙を貫いたままだ。ただ、両品種ともに「検討はしている」とは伝えられ、年度替わりを見据えて発表に踏み切るのか注目されている。 […]

2022年2月7日 古紙価格・製品市況 » 1462号

【家庭紙向け価格】
需給緩み、東西で横ばい
輸出・板紙向けで引き合い弱く

　家庭紙向けの上物古紙価格は、東西ともに均衡状態が続いている。年末頃から上昇期待も高まったが、メーカーと問屋の交渉は平行線を辿っているもよう。今年1月から上物古紙の発生源に関わる印刷情報用紙が価格改定され、15％以上値上 […]

2022年1月31日 企業動向 古紙価格・製品市況 »  1461号

【レンゴー】
約3年半ぶりの原紙値上げ、脱炭素対応急ぐ
2030年度までにCFP（ｶｰﾎﾞﾝﾌｯﾄﾌﾟﾘﾝﾄ）を大幅削減

　今年、レンゴーが経営テーマに掲げるのが『ＧＤＰ』だという。Ｇ＝Ｇreen（環境）、Ｄ＝ＤＸ（デジタルトランスフォーメーション）、Ｐ＝Ｐerson（人）への取組みだ。環境とは本格的な脱炭素対応をより推し進めることで、今回 […]

2022年1月31日 市場データ » 1461号

【2022年の内需見通し】
グラフィック用紙、コロナ後2割減

　紙・板紙の2021年の需給速報データがまとまり、併せて2022年の内需予測も発表された。紙・板紙の生産量は対前年比4.7％増の2394万トン、国内出荷は同比2.3％増の2193万トン。20年はコロナ禍による落ち込みが大 […]

2022年1月17日 古紙価格・製品市況 »  1459号

【新聞古紙の需給】
在庫が危機的水準で、上乗せ価格対応拡がる
発生減で需給逼迫、綱渡りの古紙調達続く

　新聞古紙の在庫水準が危機的水準まで下がり、昨秋以降、製紙メーカーによる上乗せ価格対応が広がった。こうした集中購買で在庫は窮地を脱したものの、新聞古紙の供給不安が断続的に続く気配がある。紙・板紙の価格上昇トレンドの中で、 […]

2022年1月17日 古紙価格・製品市況 »  1459号

【家庭紙価格】
丸富等が値上げを発表

　丸富製紙㈱は3月1日出荷分から製品価格を改定する。対象品目は家庭用及び業務用トイレットペーパーで、現行価格より15％以上引き上げる。改定理由として業務用ＴＰの需要減少、エネルギーコストの上昇、原料パルプの高騰、物流費・ […]

2022年1月3日 企業動向 »  1457号

【AIPA】
昨年６月に協同組合から株式会社化
産官学連携による新事業にも進出

　ＡＩＰＡ㈱（アイパ、愛媛県四国中央市川之江町415-1、伊藤俊一郎代表取締役）は2021年6月、愛媛パルプ協同組合から組織変更をして株式会社化し、社名をＡＩＰＡ株式会社に変更した。従来の事業内容である古紙100％を原料 […]

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